外国語学習で物をいってくるのはあらゆる意味で練習量です。赤ん坊を例に出し、言葉は放っておいても自然に覚えるものだと考える人も多いのですが、実際、こどもの様子などを見ているとそうではない事が分かります。同じ単語を何度も繰り返し口ずさんでみたり、指差しでそれが何であるのか人に何度も尋ねてみたり、絵本を読みふけってみたり等、色々な形で沢山数をこなしているものです。
こどもの頃に外国語を学ぶメリットはそういった素直さを持って外国語に触れる事が出来るという点です。大人になってしまうと、照れや賢しさなどがどこかに入り、言葉を使う機会を無駄にしてしまうこともあります。また、こんな事をやっていても仕方がないなど思ってしまって、練習が中途半端になってしまう所がどうしても出てきてしまうものです。
国際化の昨今、幾つかの国の言葉が扱えた方が就職から進学まで、あらゆる意味で可能性が広がっていくというのも間違いない事実であります。そういった事を考えていくのであれば、母国語の習得や表現がまだ未熟であるからこそ言葉が混乱しないように配慮をすることであったり、本人が外国語の習得を素直に愉しんでいるか見極める必要などは出てきますが、こどもの習い事として外国語教室なども選択肢に入れてみるというのも良い選択になってくるのではないでしょうか。